代々木八幡宮 金魚まつり
金魚まつりが代々木八幡宮境内にて数年ぶりに行われました。初台地区から案内があったので研究のために上京しました。
当初は新しい祭礼であるのでイベント程度と考えて行ったのですが、元気に金魚神輿を引く子どもの声を聞くと、どれだけ子どもたちが祭りを待っていたかがわかるほどでした。また神輿にお祓いもあるので、イベントというよりは祭礼である点は間違いないです。
子どもたちのおこずかいで買える金額で物品を売るとのことで、価格も良心的に設定してありました。
さて半纏の色ですが、きちんとしきたりに従って決まっているようです。しきり半纏というものが一番重要で、写真では茶色っぽい半纏ですが、もっと柿色というか赤みがあり、実物はより色が鮮やかです。白の方は正式ではないけど神社の関係者として応援で参加しますとの意向を示すもので、着ている方が独自の判断で着られたそうです。
このような色への心遣いも重ねていくと文化として定着することがあるので、民俗発生の一事例と言えると思います。